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東西南北

1月22日(水)

 リオのバングー刑務所内のペドロ・メーロ・ダ・シウヴァ拘置所で、二十日早朝から暴動。三十人の拘置者が脱走してから、軍警七人が人質にされた。二十一日正午の情報によると、脱走者十二人が再逮捕され、軍警官七人はいまだ解放されていない。拘置者たちの要望は、既決囚を刑務所に移すこと。拘置所の外にいる拘置者たちの親戚によると、拘置者たちは拳銃や手榴弾を持っているという。
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 大ポルト・アレグレ市圏ドイス・イルモンス市で二十日、強風のためビルが崩壊し、三十人が軽傷を負う事故があった。ポルト・アレグレ市では、同日午前の強風で、樹木の枝が折れたり、電柱が倒れるなどの被害が出ている。
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 遺伝子組み換え農産物の自由化裁判が遅々として進まないことで、南大河州の大豆生産者が州政府の承認を求めた。亜国産の遺伝子組み換え大豆が大量に市場に出回っていることで、当国が遅れをとっている。ロドリゲス農相は各州別に遺伝子組み換え規定を発令するよう指令しており、連邦政府は解禁の方向にあるようだ。
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 サンパウロ市ジャルジン区ベラ・シントラ街のマルシャン・V・ザニエスキ画廊から、カリベとボナデイの作品五点が三人組によって十三日午後四時盗まれた。犯人らは係員を奥の一室へ閉じ込め、携帯電話で指示を受けていたという。警察は芸術作品専門のグループの犯行と見て捜査している。

 

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