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東西南北

4月9日(水)

 三月二十五日に中国から来た四歳の男の子が、新型肺炎(SARS)感染の疑いで入院している。男の子はサンパウロ州ソロカーバ市に住んでおり、七日夜にカンピーナス市のクリニカス病院に移送された。男の子は高熱や肺炎の症状を訴えている。サンパウロ州保健局は、男の子の件をSARSとはみておらず、病院側の報告を待っているという。
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 サンパウロ市南部イビラプエラ公園内で七日夜、企業家の男性(四八)が射殺された。男性は背中と頭部を撃たれて死亡。毎日同じ時間に同公園でジョギングをしていたという。警察は、復讐の可能性もあるとみて捜査を進めており、企業家が何らかの商品の密売などに関わっていないかを洗っている。
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 サンパウロ市地下鉄が八日午前、アニャンガバウー駅付近で緊急停車する騒ぎがあった。電車から煙が出始めたため、念のため乗客を降ろしたと地下鉄側は説明している。
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 リオ市は七日、大雨の後に、市内に流されてきた約二十五トンの泥を除去した。雨でジョアーナ川とマラカナン川が氾濫し、多くの地区が土砂やゴミで埋まったという。
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 親は思春期の子どもが独りで夜に外出したいと言い出した時、頭に血を昇らせて無理にそれを禁じるべきではない。落ち着いた態度で心配や不安を表に出し、和んだ雰囲気を作り出すことが大切と心理カウンセラーは話す。反抗のための反抗を避け、本人に気づかれずに子どもを管理するには対話が一番という。

 

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