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ニッケイ新聞 2007年10月20日付け

 新潟県佐渡市に本拠地を置く太鼓芸能集団「鼓童」の秋元淳さんによれば、同市内には、約五百人のブラジル人が住んでいるという。ちなみに佐渡市の人口は六万七千人。「これまであまり関わりがなかったんだけど、来年のOLODUMがきっかけになって、いい交流ができれば」と、秋山さんは将来を語っていた。佐渡での共生に期待したい。
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 このほど完成した「ブラジル読谷村人会のあゆみ」。笠戸丸移民の調査にあたっては、県人会のイベントで偶然、その一人である宮城伊八氏の子息が判明するといった出来事もあったそうだ。その時に、同氏が渡伯時に持参した三線(沖縄三味線)が現存していることも分かった。「在伯九十九年」の三線だ。同記念誌は日本語での発行だが、会の歴史やカッペン移民の手記など一部はポルトガル語に翻訳した。「できれば若い世代による座談会も翻訳したい」と関係者。
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 記念すべき三十号を迎えた自然と文化の情報誌「Bunba」は、現在編集部員を募集している。なお、電話番号が以下に変わった。(電話=11・3539・8990)。詳しくは同編集部まで。

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