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沖縄100周年=ブラジルへ届いた「島人ぬ宝」=BEGINが祝賀メッセージ

ニッケイ新聞 2008年8月26日付け

 あの「BEGIN」も百周年祝う――。
 母県沖縄、世界各国のウチナーンチュも駆けつけ、沖縄文化センター(ジアデマ市)で約四千人が盛大に祝った「沖縄県人移民百周年祭典」。午後にあった芸能祭の開始直前、とっておきのプレゼントが用意されていた。
 コロニアでも世代を超え愛唱されている名曲「島人ぬ宝」や「涙そうそう」で知られる沖縄・石垣島出身のバンド「BEGIN」が寄せた約五分間のビデオレターが流された。
 メンバーの上地等、島袋優、比嘉栄昇さんが順々に祝福の言葉を述べた後、「島人ぬ宝」を演奏。カラオケなどで慣れ親しんだメロディーを口ずさむ来場者の姿も見られた。
 映像の最後には「ブラジルで会いましょう!」との発言も飛び出し、会場は思わぬメッセージに大きな拍手を送り、ウチナーンチュの絆の強さを感じている様子だった。
 自らも大ファンだというブラジル沖縄県人会の与儀昭雄会長は、「苦労した移民だけでなく、次世代への最高の贈り物になった」と感謝しながら、「来年はぜひブラジルで公演して欲しい」と満面の笑顔を見せていた。

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