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第8位=着物代金未納問題に幕=蛯原さん「払い終えました」

ニッケイ新聞 2011年12月27日付け

 「8月4日にようやくお金を払い終わりました」。百周年協会で芸能コーディネーターを務めた蛯原忠男さん(62)は9月13日、東洋街の自らの事務所でそう説明して胸をなでおろした。
 百周年のサンパウロ市祭典で皇太子殿下の面前で披露された記念曲「海を渡って百周年」の時に踊っていた228人の着物と帯の代金の件で、3年経った11年6月現在で161万円余も未払いだったのだ。着物を売った日本の呉服屋「やまとみ」(広瀬五郎社長)から相談を受けた、同音頭の作曲者・島田正市さんらが会見で明らかにしていた。
 蛯原さんは「未払いがあったのは事実であり、私の不徳の致すところ。関係した皆さんには誠に申し訳なかったと思っている。本当に面目ない」と平謝りした。
 百周年協会に対しても「呉服屋との取引は、もともとは百周年協会が肩代わりするという話があったが、理事会で否決された。あくまでも私が個人としてやったこと。本来この件と関係のない百周年協会にもご迷惑をかけてしまった」と語っていた。

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