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大耳小耳

ニッケイ新聞 2014年1月3日

 文協で行われた新年祝賀会の後は、ブルーツリーホテルのおせちランチへ向かう一行も見られた。ブラジル筝曲宮城会の長瀬玲子会長らが奏でる演奏を聞きながら、東麒麟をのどに流し込み、黒豆、きんとん、田作りに舌鼓を打つ。文協ではコロニア中心だが、こちらは駐在員家族が多く、知人の知人といったつながりで改めて新年のあいさつをし、名刺交換をする場面もチラホラ。普段は近くて遠い日系社会と駐在員社会だが、W杯の応援では一体となった姿を見せたいところ。ぜひ誰か音頭をとってほしいもの。

     ◎

 本願寺南米別院での除夜の鐘を撞く年越しには、非日系の姿も目立ち、その後のお説教の多くもポ語で行われた。気になって関係者に話を聞くと、別院の非日系の僧侶は8人もいるのだとか。彼らの多くは日本文化や日本史を学ぶ中で仏教に関心を持ち、仏道に入信してきたというが、中には「中国仏教から鞍替えして真宗に入ってきた人もいる」(菊池顕正輪番)とか。ポ語のお説教の次は、ぜひお経の方も翻訳を。「ブラジルのBは仏陀のB」とか言われる日が来るかも?!

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