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約束期限を過ぎても未完=ガルボン街工事終了はいつ?

 【既報関連】9日の説明会ではサンパウロ市ガルボン・ブエノ街の地下排水溝工事に関して、工事責任者らは「18日には通行止めを解除する」と明言していたが、21日現在で工事が終わる気配が見られない状況だ。近隣住民の期待はぬか喜びに終わったようだ。
 昨年末から周辺住民・店主らに何の説明もないまま始まった工事について、野村アウレリオ市議の働きかけで担当技師を招いて9日に説明会が開かれた。サンパウロ市都市インフラ整備局のミシェル・カンジェ技師は近隣住民に対し迷惑がかかっていることを詫び、文協横のガルボン・ブエノ街の箇所については「18日に通行止め解除させる」と明言した。
 20日午後4時に工事箇所を訪れると、終了を急ぐどころかすでに作業員はいなかった。真横で精肉店を営む店主のカワカミさんに工事の様子を聞くと、「相変わらず、状況は変わらない」と苦笑い。21日昼の段階でも通行止めのまま。
 工事の進捗を定期的に追うとした野村アウレリオ市議によれば、市役所が業者に対し支払うべき費用が未払いで、業者は作業を中断せざるを得ない状況になっているという。同市議は都市インフラ整備局(SIURB)に状況解決の申し立てをしているという。
 当地テレビ局グローボも20日朝のニュース番組で、W杯中に多くの観光客が訪れるだろうリベルダーデ区を訪れ、長引く工事、壊れた照明、山積したゴミなど街の現状を紹介し、「このままでは、観光客を魅了するどころか驚かせてしまう」と警告していた。

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