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リベルダーデで公聴会=市民の意見で街を活性化へ

 先月29日に「第1回リベルダーデ区公聴会」が開かれ、サンパウロ市や区役所の関係者はじめ、同区在住の住民、商人、学生、警察官ら約300人がウニノーヴィ大学の講堂に参集した。
 地域住民と協同で街の美化と活性化を図るセー地区役所による事業「アッソン・インテグラーダ」(Acao Integrada)の一環で、参加者は苦情、提案などを自由に発言した。
 特に要望が多かったのは、清掃とゴミ収集の強化および照明の整備だった。ゴミ排出の多い商店の監査を要求する声もあったほか、路上生活者や麻薬中毒者への対処、広場の活性化や公衆トイレも議論に上がった。
 アウシデス・アマゾナス地区長は、「何が最も優先なのか、市民の声を聞くことが大事。こうした会は市民の必要性を理解し、政策を練るのに良い機会になる。これからも継続的に率直でオープンな議論の場を設けていく」と公聴会の継続に意欲を示した。
 同地区役所は今回の公聴会で指摘された問題や苦情を調査の上、今月12日~14日に改善を実行するという。また、最終日は文化・スポーツイベントや保健・社会保障サービスなど様々な活動もリベルダーデ広場で開催される予定。
 ベラ・ビスタ区とボン・レチーロ区は、8月と9月にすでに同事業を実施済み。リ区は三カ所目の事業対象区となった。

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