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芭蕉祭献詠俳句=ブラジルから9人が入賞

 芭蕉翁の遺徳を偲び、伊賀市の芭蕉翁顕彰会が実施した『第68回芭蕉祭献詠俳句』の入賞結果がこのほど発表された。「一般・テーマの部」に寄せられた1万540句のうち、ブラジルからの投句は136句。1人が特選、8人が入選した。入賞作品21句は次の通り。
 【一般の部・特選】
◎金子兜太選
アマゾンに挑む米寿や移民の日(竹下澄子)
【一般の部・入選】
◎有馬朗人選
五月富士に別れ告げ乗る移民船(香山和榮)
訪日を夢む移民に銀河濃し(菊池信子)
◎稲畑汀子選
はは妣ほどの母にもなれず母の日を(百合由美子)
◎金子兜太選
山眠る父の鎮魂農を継ぐ(浅海護也)
◎塩田藪柑子選
春隣待つと言う夢育てつつ(鈴木文子)
◎長谷川櫂選
可愛やのう貝殻節の盆踊(香山和榮)
◎星野椿選
供へたし紫イペーを立子の忌(西田はるの)
偉大なる虚子を讃えて虚子祀る(青木駿浪)
【テーマの部・入選】
◎片山由美子選
故郷は遠のくばかり鳥雲に(竹下澄子)

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