ホーム | コラム | 東西南北 | 東西南北

東西南北

 ここしばらくサンパウロ市民のあいだで話題となっていたセントロのコスタ・エ・シウヴァ高架橋(ミニョコン)の通行止め問題に関し、市側は今後、ミニョコンの土曜日の閉鎖開始時間を、これまでの午後9時30分から午後3時に繰り上げることを決めた。通行再開は、従来通り、月曜日の午前6時30分からとなる。サンパウロ市交通技術局(CET)によると、6月20日と今月4日に行われた2度のテストにより、閉鎖による他の通りへの影響が大きくないことが実証されたという。サンパウロ市の交通事情にひとつの変化が生じそうだ。
     ◎
 サンパウロ市東部ヴィラ・フォルモーザで5日午後、市立の保育園教師である45歳の女性が、洋服屋で42歳の黒人女性と彼女の姪で同じく黒人の21歳の女性に対し、人種差別用語を公の場で叫んだとして逮捕された。調べによると、この女性は店の中を歩いている際、黒人女性2人が邪魔で通れないと口論になり、相手を突き飛ばした上、「臭くて、いやらしい黒人」「ここはあんた達のような低級者が来る場所じゃない」と叫んだ。侮辱された2人が直ちに警察に通報したため、罵倒した女性は夫の車で逃げようとしたが、700メートル先で御用となった。
     ◎
 先日のサッカーのコパ・アメリカでペルーを3位にまで押し上げる活躍をした前コリンチャンスのパウロ・ゲレーロが7日、移籍先のフラメンゴへの入団発表を行った。ゲレーロはフラメンゴの印象について、「ブラジルのみならず国際的にも最大のクラブに入れて光栄だ」と語った。コリンチアーノには悔しい言葉か。

image_print