ホーム | 日系社会ニュース | 最終訪問地リオをご堪能=皇室〃ゆかり〃の植物園=日系人らと親しくご歓談
日本庭園内を歩まれるご夫妻
日本庭園内を歩まれるご夫妻

最終訪問地リオをご堪能=皇室〃ゆかり〃の植物園=日系人らと親しくご歓談

 秋篠宮同妃両殿下は最終地リオに6日夜、到着された。翌日から植物園、フェルナンド・ペザン州知事官邸、リオ日系協会での歓迎会などに出席された。ブラジル国内10都市の最後にふさわしいブラジル文化を体験される一幕もあった。各地日系社会に感動の余韻を残しつつ、8日夜の便で帰国の途についた。

 両殿下は7日、リオ植物園を訪問された。同園内にある日本庭園は、日伯修好100周年の1995年に建設され、紀宮さま(黒田清子さん)が訪れたことから「清苑」と名付けられている。
 97年には天皇皇后両陛下、08年には皇太子殿下もご訪問された皇室ゆかりの場所。今年の外交樹立120周年記念事業として改修工事が進められていた。
 秋篠宮殿下は、公園内の博物館であった記念式典で「両国の友好関係の象徴ともいえる日本庭園がこの機会に美しく整備されたことは感慨深い」とスピーチされた。
 記念プレートの除幕後、鹿田明義・リオ州日伯文化体育連盟理事長の案内で、小雨の降るなか、園内を散策された。塗装された太鼓橋や東屋にも足を止められた。
 午後には、ペザン州知事主催で官邸であった昼食会にご出席。来年のリオ五輪に「多くの人々が集い、印象深い大会になることを心よりお祈りしています」と話された。
 リオ日系協会であった歓迎会にもご出席、日の丸を振る生徒たちの出迎えを受けた。鹿田理事長のリオや協会についての説明、日本人学校の児童らの合唱にもしっかり耳を傾けられ、約140人の日系人らと懇談した。
 最後に用意されたサンバショーで、カイピリーニャを口にされサンバのステップを笑顔で踏まれる場面もあり、最後の訪問地リオをご堪能された様子だった。
 88年の前回ご訪問時にリオ日系協会の会長を務めていた牧田弘行さん(81、東京)は「その節はありがとう、とのお言葉を頂いた。お話しぶりもご立派になられた。紀子妃殿下もお美しかった」と感想を話した。
 ご夫妻は8日、リオの博物館などを視察した後、帰国の途に就いた。

リオ日系協会での歓迎会ではサンバもご堪能

リオ日系協会での歓迎会ではサンバもご堪能

□関連コラム「大耳小耳」□

 1967年に当時皇太子さまだった天皇陛下が同移住地を電撃訪問されたフンシャル移住地から訪れた津守真さん(80、山口)は、「殿下にコブラしたいことがある」とご歓談の時間を楽しみにしている様子。88年ご訪問のさいの「次回ぜひ訪問したい」との約束を果たして頂きたいというわけだ。「しかし殿下は『あ、そうでしたか。どこで話しましたか』とすっかりお忘れになっていた」。それはそれで嬉しそうな津守さん。
     ◎
 今回の秋篠宮ご夫妻のリオ訪問は、リオ州日伯文化体育連盟、リオ日系協会、リオ日伯文化協会、リオ日本商工会議所の共催だった。実はこの4団体が88年の礼宮殿下(当時)の歓迎会を機会に初めて力を合わせた。当時の塚田千裕総領事から「今後も協力して活動をしてはどうか」と提案されて以来、大きなイベントは共に行っているという。鹿田理事長は「27年の時を経て殿下をまたお迎えし、この4団体で協力できたことは感慨深い」と話していた。

こちらの記事もどうぞ