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集まった支援者一同で記念写真
集まった支援者一同で記念写真

目良さん支援会に70人=「これからも続けたい」

 アメリカで慰安婦像撤去運動を行う、「歴史の真実を求める世界連合会」の目良浩一代表を支援するためのチャリティー昼食会が12月5日、サンパウロ市の在伯退役軍人協会で行われ、70人が参加した。ブラジル日本会議、日本研究者協会、ブラジル日系協会、パンアメリカンブラジル日系人協会の共催。
 目良代表は著書「マッカーサーの呪いから目覚めよ日本人!」のポ語版刊行を記念し、9月に来伯した。その際に私財を投じて活動する現状を知った有志が企画。会費から経費を除いた金額が、同連合会アメリカ本部に送金される。
 昼食会に先立って挨拶に立ったパンアメリカンブラジル日系人協会の矢野敬崇会長は、当地への日本メディアの関心の低さから、自身らの活動の影響が日本に及ぶことは少ないと指摘。その上で「注目の集まるアメリカで行動を起こした目良さん達を支援することで日本が良くなるならば協力しなければいけない」と訴え、会場から拍手があがった。
 昼食会に参加した小松雹玄さん(69、秋田)は、「講演会での歴史問題に対する学術的な指摘に感心しずっと寄付をしようと思っていたので、昼食会はとても良い機会になった」と話し、高松玖枝さんは、「各国の政治的思惑によって日本が貶められている現状がある。日本政府が動かない中、頑張っている目良さんを応援したい」と参加理由を語った。
 参加者らはボランティアによるお手製のフェイジョアーダを囲み、支援に結束を固めた。昼食会の運営に尽力したブラジル日系協会の河合英男さんは、「金銭面だけでなく、精神的な支えにもなれば。支援活動はこれからも続けていきたい」と語った。

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