キビとキビのタブレ

 ブラジルは食の宝庫です。世界のお料理の中でもポピュラーになったのがなんとアラブ料理です。
 日本では最近ケバブなどが流行っていますが、ブラジルの街中にはアラブ料理のファーストフード等もあるくらいです。
 私は幼少の頃、アラブスナックが大好きで、ショッピングの後には必ず立ち寄って美味しいキビやエスフィーハなどを食べていたものです。
 特にエスフィーハが大好きで、エスフィーハの事をgostoso(美味しい)と言っていたほどでした。
 エスフィーハはアラブパンの中に挽肉が入っているスナックです。
 以前モロッコに行った時にも、キビやエスフィーハを食べる事が出来、とても懐かしかったです。
 最近各国で日本料理が流行している理由は、ヘルシー志向の方が多くなったからだと思います。 今回ご紹介したキビのお料理は、食感はハンバーグですが、材料の半分はキビですので、お肉のみよりもヘルシーです。
 そしてキビの小麦の粗びき粉は、腸の働きを活発にしてくれる成分があり、女性にはとても嬉しい味方です。
 是非お試しください。

キビとキビのタブレ (Kibe e Tabule – Trigo para Kibe)

材料

キビの小麦の粗びき粉  300g
玉ねぎのみじん切り  大1個
牛ひき肉  300g
刻んだイタリアンパセリ  大サジ3杯
塩胡椒  適量
シナモンパウダー  適量
卵  1個
コンソメ顆粒  適量

作り方

  1. キビの小麦の粗びき粉を洗い水に1時間つけておく。
  2. ペーパータオルでよく絞って水気を取ってください。
  3. 大きなボールにキビを入れ材料を全部入れてよく混ぜます。
  4. 小さいラグビーボール型にして油で揚げるのが一般的ですが、我が家では ヘルシーにオーブンで焼いていただきます。
    200度で20分焼きます。
  5. このままオリーブオイル、レモン、塩、胡椒、イタリアンパセリ、万能ネギのみじん切りを 混ぜて、ミントの葉っぱを添えてサラダとしていただくこともあります。
    アラブパンの中に挟んでいただくのもいいですよ。
    寿司酢をかけて和風にしたり、タイ料理で使う甘辛いドレッシングにもよく合います。

 

小野リサ | Lisa Ono

Lisa Onoブラジル・サンパウロ生まれ。
10歳までの幼少時代をブラジルで過ごし、15歳からギターを弾きながら歌い始める。
1989年CDデビュー。ナチュラルな歌声、リズミカルなギター、チャーミングな笑顔で瞬く間にボサノヴァを日本中に広める。
アントニオ・カルロス・ジョビンや、ジャズ・サンバの巨匠、ジョアン・ドナードら著名なアーティストとの共演や、ニューヨーク・ブラジル・アジアなどでの海外公演も行っている。
1999年に発表したALBUM『DREAM/ドリーム』が、20万枚を超えるHitを記録。
以降、日本におけるボサノヴァの第一人者として、その地位を不動のものとしている。