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皮膚がん=10年で死者1・5倍に=定期検査と日焼け止めを推奨

 国立ガン院(Inca)のデータを基に行った調査によると、皮膚がんによる死者は過去10年間で55%増加したと4日付エスタード紙が報じた。13年の皮膚がんによる死者は3316人で、03年の2140人より55%増えている。
 専門家達はその理由として、社会全体の高齢化や国民が日焼け対策に無頓着である事、検査技術の進歩で皮膚がんと診断される精度が上がった事などを上げている。
 伯国皮膚科学会(SBD)のルイス・フェルナンド・トヴォ医師は「日焼け対策をしてこなかった世代が高齢化し、発症例が増えている。日焼け対策と定期的な皮膚科の検診は必至だ」と言う。左右非対称で境目が不明瞭、直径が大きい、色が異なるといった染みやほくろは要注意だ。
 増えたのは皮膚がんによって亡くなった人の数だけではない。死亡率も同じく上昇した。人口10万人あたりの皮膚がんによる死者は男性が1・52人から2・24人、女性が0・96人から1・29人となった。
 皮膚がんは大きく分けて2種類ある。より強力で致死性が高い悪性黒色腫(メラノーマ)は、初期段階は黒い染みとして現れる。それ以外は基底細胞がんか扁平上皮がんで、治癒しない病変として現れる。メラノーマは皮膚ガン全体の5%に過ぎないが、転移しやすく、皮膚ガンによる死者の46%を占める。
 皮膚がん治療の鍵は早期発見で、メラノーマの場合も、早期なら治癒率は90%に上る。皮膚がんは強い太陽の光を長年浴び続けても、短期間で激しい日焼けをしても起こり得るため、日焼け止めの使用は必須だ。

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