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カサパーバで環境教育=草の根で専門家が指導

現地教員に指導する秦教授

現地教員に指導する秦教授

 聖州小学校教員の環境教育指導力の向上を図るため、12月6日から約10日間、公益財団法人「しまね国際センター」の有馬毅一郎理事長らが滞伯し、聖州カサパーバ市で現地小学校の教員を対象に、環境教育の研修を行なった。
 この事業は昨年8月、JICAの「草の根技術協力事業」に採用されたもの。3年かけて専門家によるモデル授業や、島根県への研修員受け入れなどを行なう。当地への専門家派遣は去年12月に続いて3度目。今回は西本エリオ州議の働きかけで、カサパーバ市で研修会が開かれた。
 有馬理事長ほか玉串和代常務理事、小寺真由美総務交流課長および、島根大学の秦明徳、高塚寛、栢野彰秀各教授が指導。9日から3日間連続で開催され、現地の小学校教員と教育局職員らのべ約200人が参加した。環境教育に関する講義だけでなく、生徒と一緒に行なえる実験も指導も行われた。
 河川の上流と下流の汚染度を比較する実験や、コーヒー用フィルターで水を濾過し、色や匂いがどう変わったかを調べる実験などは、座学中心の当地では珍しく、参加した教員らに好評だった。
 研修を受けた教員からは、「研修で受けた実験は普段体験できないことで、とても良かった」という声や、「授業で行なえば、生徒にとっても良い経験となる」という感想が聞かれた。
 報告に来社した有馬理事長らは、「自然環境を壊すことで、人間は加害者になるだけでなく被害者ともなる。その場所に住む人々が、どのように生活スタイルを変えていくのかが重要」と述べ、環境に対する意識の変化を課題に挙げた。

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