ホーム | 文芸 | 読者寄稿 | 新年を祝う=サンマテウス 松本正雄

新年を祝う=サンマテウス 松本正雄

 ニッケイ新聞愛読の皆さん
 新年おめでとうございます。近頃は何がおめでとうか分かりません。若かりし頃は新年を迎えますと、一年の計は元旦にありとか何とか言って色々と希望もありましたが、還暦を当に(12)越しますと、向こうの世界へ一歩近づいた訳ですから何もおめでとうはないでしょう。(このひねくれ者め)
 今年も我が沖縄県人会サンマテウス支部では、サル(去る)年を想いつつサル(去る)年を祝う為に朝10時より36名が集まり、2016年の門出を祝いました。支部長挨拶の後『一月一日(イチゲツイチジツ)』の歌、年の初めのためしとて…そして沖縄式に祝い歌『カジャで風節でカデイ』、そして乾杯、和気あいあいと楽しい元旦でした。
 皆さん齢を一つ重ねた訳ですが、私びっくりしました。誰一人として、老けた顔をしていません。昨年の忘年会に会ったままの顔をしております。今日は昨日の続き、明日は今日の続きとくれば、人間いつ老けるのか分かりません。
 いつの間にか年寄りになって行く残りの長い余生を有意義に過ごす為に、岩手県人会会館のカラオケダンスに行ってみました。(木、金曜日)会館一杯に若年寄がワンサとおられます。昭和一桁生まれのお嬢さん、水もしたたる美少年、今やその面影なく…。皆さんお元気で、歌い踊っている姿は実に美しくすばらしい。私も暇をみて時々参加しようと思います。
 また月に1、2回カラオケ大会にも参加して、2分30秒借り切って人が聞こうが聞くまいが、ダミ声を張り上げております。今年も医者に面倒かけながら頑張りたいと思います。
 皆さん、どこかでお会いする時はよろしく…。

image_print