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掛け橋協がリオ資料展=30日から3日間、宮城で

中沢会長と宮村副会長

中沢会長と宮村副会長

 日伯友好掛け橋協会(中沢宏一会長)は30日から3日間、サンパウロ市の宮城県人会館(Rua Fagundes,152, Liberdade)で「19世紀の日伯関係とリオデジャネイロ」と題して展示会と講演を行なう。
 「若宮丸漂流民」「榎本武揚のリオ寄港」を題材とし、写真や詳細を掲載したパネルが30枚展示される。開場は30日午後2~6時、31、1日は午前9時~午後6時。
 最終日午後6時からは講演会を開催。同協会理事の野口博さんが「榎本武揚の一生、コーヒー産地選択、ブラジル移民開始まで」、副会長の宮村秀光さんが「日伯関係の出会いとその歴史背景」というテーマで話す。
 案内のため来社した中沢会長らは、「水野龍に先んじて殖民政策を構想した榎本武揚など、移民史に新たな光を当てるシンポジウムとなります」と呼びかけた。
 またリオ五輪を記念して、今年の8月前後に同地でもシンポジウムも企画中。開催に向けてブラジル国立博物館やブラジル海軍資料館と連絡を取り、関連史料を調査しているという。
 問い合わせは宮城県人会(11・3209・3265)まで。


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 日伯友好掛け橋協会の宮村秀光副会長は、毎月第3土曜日に文協ビル5階の県連会議室(Rua Sao Joaquim, 381)で、ポ語による日本史の講義を行なっている。4月は16日午後2時から4時まで開催し、太平洋戦争を解説する予定。現代ニュースの説明もあり、皇室や日韓・日中問題などを紹介している。参加者は二世中心で、毎回4、50人が出席するという。参加費10レ。日本語が苦手な二、三世にとって、日本史を学ぶ絶好の機会。問い合わせは宮村さん(11・98296・8834)まで。

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