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岡田茂吉財団=「健康と幸福をもたらす食生活を」=ビオフェアで講演、相談ブース

ブラジル岡田茂吉財団、ミゲル理事長(右から2人目)と関係者の皆さん

ブラジル岡田茂吉財団、ミゲル理事長(右から2人目)と関係者の皆さん

 自然農法や有機栽培の支援や啓蒙活動を行っているブラジル岡田茂吉財団(ミゲル・ボンフィン理事長)は10日と11日、サンパウロ市イビラプエラ公園内ビエナーレ館で開催されている『ビオ・ブラジル・フェア』『ラテン・アメリカBIOFACH』で、有機栽培や健康食についての講演を行う。
 このイベントは環境に配慮したものや、有機・自然栽培された食品や化粧品などを扱う見本市だ。11日は同財団のパウロ・ロベルト・リベイロ・シャーガス植物病理学博士が、有機・自然栽培の取り組みなどについて、12日はマリア・テレーザ・カズリ栄養士(47、サンパウロ)が、有機・自然食材の調理方法など活かし方についての講演を行う。
 同イベントは午前11時から午後7時まで、入場料は無料。講演は両日とも午後2時より、同館2階にて開催される。
 講演者のマリアさんは「有機・自然食品などは高値だというイメージだが、普通の食材と同じくらい安くなっている。調理する過程でも違いがあり、調理時間も短く柔らかく、皮などもムダなく使える。そういった特徴を伝えたい」と語っていた。
 同財団はこのイベントでブースも出店しており、農家支援や家庭菜園での育て方などの相談も行っている。また、自然食品の販売等を行っている関連団体『KORIN』のブースでは、実際に自然農法で作られた米やコーヒー、肉などを販売している。
 「健康と幸福をもたらす食生活から」との創始者・岡田茂吉氏の教えから、同財団では自然農法栽培を指導、支援している。
 ミゲル理事長は「ガンなど昔なかった病気で苦しむ人が多くなっており、今は皆が健康を心配している。今の食品は化学薬品や農薬などを使ったものばかり。自然なものを上手く生かした食事で、新しい考え方や違った自分を知ることが出来る。自分の健康のために来てほしい」と講演への来場を呼びかけた。

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