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販売促進のため来伯した武藤さん(左)ら
販売促進のため来伯した武藤さん(左)ら

福島が鹿児島が!独自物販=日本酒、深ネギでブースPR

深ネギを手に笑顔を見せる大羽さん

深ネギを手に笑顔を見せる大羽さん

 第19回日本祭り(サンパウロ・エキスポ、7月8~10日)に向け、福島と鹿児島の両県人会が独自商品を取り扱うことになった。福島は母県から輸入した日本酒を、鹿児島は当地産の深ネギを販売する。
 福島県喜多方市の老舗酒蔵「大和川酒造」の生産する主力商品、純米吟醸「弥右衛門」と純米大吟醸スパークリング「珠泡」を取り寄せた。今年2月、レストラン・ナガヤマでの試飲会で好評だった商品だ。
 元JICAシニアボランティアで、喜多方市役所マーケティング課長だった武藤啓一さん(65、福島)がPRのため再来伯。「計画から足掛け3年。ようやく芽が開きつつある。来年の県人会百周年を機にもっと盛り上げたい」。本格流通を見据え、意気込みを新たにしている。
 仕入れに当たっては輸出入業者「ニッポン・ベビーダス」(川添博社長)が仲介。福島と長崎で取り扱う。どちらも50本限定、価格は調整中。なお日本酒販売は秋田(高清水)、岩手(南部美人)、新潟(八海山)なども行なう。
 鹿児島はアチバイア産の深ネギを販売することになった。群馬の特産品下仁田ねぎと同品種で、焼くと甘味が強くなるのが特徴だ。
 ピラルクーの著名養殖家、鴻池龍朗さん(64、東京)が昨年から生産を開始。同県人会の園田昭憲元会長との交友関係をきっかけに、同祭での販売が決まった。
 これまでは飲食業への卸売り販売のみで、一般消費者向けには今回が初めて。案内に訪れた大羽豪三副会長は、「甘味が強く柔らかな食感で、すき焼きや串焼きにはぴったりです。ぜひ味わってほしい」と来場を呼びかけた。
 3本で10レアル。限定2~300セット。婦人部お手製のさつま揚げ、かるかん饅頭などの目玉商品もある。

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