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「平和の尊さ次世代へ」=原爆の日に法要、広島で

村上副会長、平崎会長

村上副会長、平崎会長

 ブラジル広島文化センター(平崎靖之会長)は来月6日午前8時15分から、同センター(Rua Tamandare, 800, Liberdade)で『広島原爆死没者追悼法要』を行う。通年、南米浄土真宗本願寺(西本願寺)で行っていたが、今年度から場所を移し同センターにて行う。
 今年はオバマ大統領が米現職大統領として、初めて広島を訪問した画期的な年。平和の祭典である五輪開会式と広島での平和記念式典が、ほぼ同時刻に行われるなど注目が集まっている。
 そんな追い風を受け、当地でも活性化を狙っている。昨年は30人ほどしか参加せず、村上佳和副会長は「高齢化が進み、当地での参拝者が毎年漸減してきた」と危惧を強めている。
 また平崎会長は「原爆への追悼だけでなく、平和運動も兼ねた活動とすることで、日系・非日系を問わず、若い世代を取込んでいきたい」と話し、目的や内容を見直したという。
 式典には広島市の川から取り寄せた献水が準備され、第19回日本祭りの子供広場や、リベルダーデ文化福祉協会(ACAL)、サンパウロ州立広島学校などで作製された折鶴が寄贈される。映画『原爆の子』(新藤兼人監督)の上映など、新しいプログラムを取り入れ、刷新を図ろうとしているようだ。
 「平和の尊さを次世代に繋げてゆくためにも、多くの方の参加をお待ちしています」と呼びかけた。

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