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ビンゴ大会に3千人超=マナウスの恒例行事に

ビンゴが当たり、ステージ前で喜ぶ参加者

ビンゴが当たり、ステージ前で喜ぶ参加者

 アマゾナス州マナウス市にある日系のゴルフクラブ「マナウスカントリークラブ」で7月23日、毎年恒例のビンゴ大会が開かれた。集まった3千人以上の客は、ビンゴの行方を見守りながら、盆踊りや屋台といった日本風の夏祭りを楽しんだ。
 午後7時半から始まったビンゴは4回戦に分かれ、計44景品が並んだ。ことしもバイクやテレビ、電子レンジといった豪華賞品がマナウス・フリーゾーンに進出する日系企業などから寄付された。
 会場には、数字が呼び上げられるたびに歓声とため息が入り混じり、景品が残り少なくなると、リーチのかかった人たちがステージ前にじりじりと集まる場面も。目玉景品のバイクを当てたカルロス・モロニさん(32)は「5年前から毎年来ているけど、当たったのは初めて。すごくうれしい」と興奮した様子だった。
 もともとは約30年前、ゴルフクラブの資金集めのため、会員300人ほどで始めたイベントだった。徐々に噂が広がり、日系人や駐在員以外にブラジル人も来るように。今回は1枚15レアルのビンゴカード5000枚が配られた。
 カントリークラブ会長の矢野秀信(やの・ひでのぶ)さん(64)は、「ビンゴの結果があるから全員に喜んでもらうのは難しいが、今後もずっと続けていきたい」と話した。(菅野麻衣子通信員)

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