リオ五輪開会式=「ガンバッテ、ニホン」=移民を表現、選手に歓声も

 【リオ共同】5日のリオ・デ・ジャネイロ五輪開会式には、ブラジルに移民した日本人を象徴する場面も盛り込まれた。約160万人に膨らんだ日系社会はブラジルを支える重要な存在。リオ駐在の日本人も開会式で躍動した。日本選手団が登場すると観客席から大歓声が湧き、地元テレビのアナウンサーは日本語で「ガンバッテ、ニホン」と声援を送った。

 開会式のショーには駐在の日本人が少なくとも5人参加。参加者は「緊張したが陽気なブラジル人に助けられた。会場が一つになった」と興奮気味だ。青と銀色の衣装で踊った福岡県大牟田市生まれの中西美香さんは「感動的で貴重な体験をさせてもらった」と話す。
 日本人を象徴する場面が披露されたのは、午後8時(日本時間6日午前8時)ごろに開会式が始まってから間もなく。広島に原爆が投下された8時15分に合わせたとされる。神戸市のサンバダンサー、工藤めぐみさんも日の丸を想起させる衣装に身を包んで参加した。
 入場行進で104番目に日本選手団が現れた際には、テレビのアナウンサーが「(ブラジルにとって)親しみ深い国の代表団が入ってきました」と紹介。「日本もブラジル国旗を持っています」と話した後、「ガンバッテ、ニホン」と大きな声を上げた。
 日本からの集団移民が始まったのは1908年。日系人は勤勉で知られ、医師や弁護士らを多数輩出してきた。ブラジル選手団には日系人もいるほか、会場では日系人ボランティアらの姿も目立った。