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馬術会場に銃弾、大騒ぎ=ブラジル人は「慣れっこ」

 【リオ共同】リオ・デ・ジャネイロ五輪の競技会場である五輪馬術センターに6日、流れ弾とみられる銃弾が飛び込んだ。「避難すべきではないか」「競技を続けていいのか」。現場の報道陣用テントは騒然となったが、劣悪な治安に慣れたブラジルの市民の反応は冷静だ。死傷者がなかったこともあり地元メディアの扱いは極めて小さい。
 同センターはリオ北西部デオドロ地区にある。周囲には麻薬密売組織が支配するスラム街、ファベーラも点在。ジュングマン国防相は7日、警備当局がファベーラ上空に監視カメラを装備した気球を飛ばしており、麻薬組織関係者らがこれを狙って発射した銃弾ではないかとの見方を示した。
 「ドスン」。目撃者らによると、午後1時ごろ、記者らの作業机から1メートルほど離れた床で鈍い音がした。発砲音は聞こえず、長さ5センチ余りの銅色の光る銃弾が落ちているのが見つかった。テント上部には直径数センチの穴。現場にいた記者は「運が悪ければ死者が出ていた」と振り返った。
 五輪組織委員会の広報担当者は6日、報道陣に「五輪関係者を狙った銃弾ではない」と繰り返したが、外国人記者らは「だれが撃ったか分からないのに、なぜ標的が私たちではないと断言できるのか」と詰め寄った。
 ただ流れ弾が民家などに着弾するケースは、ブラジルではしばしば発生している。日本のリオ総領事の公邸や、日本企業の駐在員が多く暮らすマンションに銃弾が飛び込んだこともある。
 6日の出来事は、ブラジルでは一部メディアが簡単に伝えただけで、7日付の主要紙の大半には記事さえなかった。タクシー運転手のウィリアム・デオリベイラさん(48)は「残念だけど、リオでは珍しいことじゃないから」と苦笑いした。

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