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リオのジャパンハウスで7日、丸川大臣(中央)と面会した渡辺(左)、いながわ両氏
リオのジャパンハウスで7日、丸川大臣(中央)と面会した渡辺(左)、いながわ両氏

「おいで下さい品川へ」=区議が東京五輪へ誘致活動

 【リオ発】4年後の東京五輪を見据え、品川区議会議員のいながわ貴之、渡辺裕一両氏が6~9日、リオを訪れた。選手団の合宿や観光客の誘致を目的とし、東京都内23区では唯一のリオ来訪団となった。
 同区は東京五輪時に、ビーチバレーやホッケー、ブラインドサッカーの会場予定地となっており、ブラジル領事館(五反田)がある縁もあって実現したという。5人の行政関係者を合わせ、視察団は7人で構成された。
 滞在中は、五輪に関連した文化イベントの視察として、カーザ・ブラジルなどを訪れた。競技としてはビーチバレーの会場を訪れ、観戦客の声を聞くなど情報を収集。ブラジル内のフェイスブック運営代表者らとも意見交換し、最適な広報手段などについて助言を得たという。
 大会運営ボランティアや障がい者とも交流し、7日にはバーハ地区のジャパンハウスに足を運んだ。西森ルイス連邦下議を始めとする日系人と交流したほか、日本の丸川珠代五輪相とも面会した。
 いながわ、渡辺両氏は「ブラジルに来なければ出会えなかった人ばかり。視察のみならず積極的にキャンプ誘致等の働きかけも行なえた。限られた期間でありながら、充実した日程となった」と成果を口にした。

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