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赤間学院で記念週間=芸術家との内装アートも

本紙編集部で手掛けた作品を背景に赤峰総務部長(左)と武田さん

本紙編集部で手掛けた作品を背景に赤峰総務部長(左)と武田さん

 財団法人「赤間学院」(石塚克興理事長)は、創立者の故赤間みちへさんの生誕を祝い、サンパウロ市ヴィラ・クレシメンチーノ区の同学院ピオネイロ校(Av. Dr. Altino Arantes, 1098)で、18~23日まで、記念週間を開催している。
 生徒らは、準備をしてきた歌や演奏などを披露するほか、被爆経験者の話を聴講するなど幅広い学びの機会を得る。今年のスローガンは、「Ensinando Todos, Prepadando Cada Um(皆が学び、一人ひとりが準備をする)」。生徒と教師が一丸となって、一週間に及ぶイベントを行う。
 目玉の一つが芸術家との共同制作。造形作家の武田マルリさん(50、三世)監修の下、44メートルに及ぶ作品を制作した。各生徒がシールで作った飾りを散りばめた内装アートだ。
 クリニカス駅構内のドラゴンを模したアートを手掛けるなど、幅広く活躍している武田さん。現在の作風は再利用がテーマだ。今回の企画でも、不要となったシール材を見て思いついたという。持続可能な社会の実現が叫ばれるが、「芸術作品の制作を通じて、多くのことを学んでほしい」と思いを語った。

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