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資料館 朝熊館長が来伯=「積極交流模索したい」

「訪日の際には資料館にもぜひ」と呼びかけた朝熊所長(左)と石井さん

「訪日の際には資料館にもぜひ」と呼びかけた朝熊所長(左)と石井さん

 海外移住資料館の館長で、JICA横浜国際センターの朝熊由美子所長(52、大阪)が13~15日に滞伯した。日系社会に関わる業務は初で、4月から就任している。
 自身初という今回の南米滞在では、パラグアイの移住地ラ・コルメナやイグアスを訪問しブラジルへ。当地コロニアについては「全国に移住地があり歴史も古い。存在感を感じる」と印象を語った。
 これまではブータンに赴任していた。「サンパウロ市は大都会で驚き。前任地では丸海ほどのスーパーは1件しかなかった」とも。コロニア・ピニャール移住地やサントス厚生ホーム、友好病院なども訪れ、文協の移民史料館にも足を運んだ。
 横浜の資料館では年4回、企画展を開催する。6月からは五輪をテーマに行なっており、来年には広島展を考案中という。「海外巡回、史料共有など積極的な国際交流を模索したい」と語った。
 市民参加協力課で日系社会支援事業を担当する石川苑子さん(32、静岡)も同行し、日系研修生と意見交換。同氏は19日早朝に離伯した。

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