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2017年2月3日の記事一覧

パラナ日伯連合会=「もう一度、大祭典を開く」=110周年実行委員会が発足=総会で西森祭典委員長選出

新体制が発足した定期総会(前列左から二人目が西森下議、上口新会長、折笠前会長、池田総領事)

 移民110周年をいよいよ来年に控える中、パラナ日伯文化連合会(折笠力己知会長)は先月29日、ロンドリーナ市の同会講堂で定期総会を開催し、新体制を発足させた。5年間会長職を務めた折笠氏は勇退し、マウア・ダ・セーラ文協で日語書記(元会長)を務める上口寛氏(66、鹿児島県)を新連合会長とする単一シャッパが、出席した28支部約120人 ...

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水野龍を巡る二つの講演=知られざる功績と航海日誌秘話=(中)=移民史の盲点カフェーパウリスタ

カフェーパウリスタ箕面店の開店を告げる大阪朝日新聞1911年6月24日付広告(若林さん講演資料より)

 水野龍は笠戸丸移民を連れてきた1908年に、コーヒー普及を目的とした豆の無償提供を受ける契約をサンパウロ州政府と結んでおり、その期限が3年間(のちに5年延長)だった。その期限のギリギリ最後に箕面店が開店したことになる。  この第1号店の建物は後に、隣接する大阪府豊中市に移築されて「豊中クラブ自治会館」などとして90年余りも使わ ...

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記念式典、10月に州議会で=移住百周年の和歌山が総会

記念事業を控え続投が決まった谷口会長

 今年10月に県人のブラジル移住百周年式典を行なう和歌山県人会が先月29日、聖(サンパウロ)市の同会会館で定期総会を行なった。記念事業の詳細や、谷口ジョゼー会長の続投が決まった。  1期2年を終えた谷口会長は、年中行事のピクニックや屋台祭り、日本祭り参加に加え、会報発刊といった試みを紹介し、将来を見据えて「次期会長を育成すること ...

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大耳小耳

 100周年移住式典を控える和歌山県人会は、記念事業費12万レを寄付で集めるというからすごい。数年前の創立式典でも、たしか9万レを集めたとか。約80人のボランティアが支える県連日本祭りのお好み焼き販売も大成功であり、結束の強さを感じさせる。売れなくなった時が怖いが、きっとそれを乗り越える団結力もあるだろう。

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腰痛改善コラム=サムライの姿勢=メディカルトレーナー 伊藤和磨=(18)=「腰痛持ちの賢い暮らし方」その3

首の痛みを訴えるサラリーマン(写真素材ぱくたそ、www.pakutaso.com、photo すしぱく)

 今回のテーマがご好評いただいているそうなので、19話まで続けたいと思います。 【痛み方でわかること】  首や腰に痛みや痺れを感じたとき、病院に行くとレントゲンやCT、MRIなど画像検査を受けることになるのが一般的ですが、前号でもお話したように「愁訴」(体調が悪いという自覚症状を訴えるが、検査をしても原因となる病気が見つからない ...

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パラグァイで公債増加傾向=バレート元蔵相が注意促す=アスンシィオン在住 坂本邦雄

 第53代目のニカノル・ドゥアルテ・フルトス大統領(2003/2005)時代の元大蔵大臣セサル・バレート経済学士は、現政権下で可なり加速している公債の増額傾向は危険だと警鐘を鳴らした。  最近の大蔵省の発表では、2016年度末現在の国債総額は62億94300万ドルに達し、カルテス政権初年度の2013年末総公債額の41億7400万 ...

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道のない道=村上尚子=(36)

 そうこうする内、人に貸していたアパートが空いたので、そこへ移った。色々、身辺の整理も終わった頃、数冊の私の日記帳が出て来た。特に、ここ一年間の日記は、癌病の父の介護、その闘いの日々であった。分刻みの看病のことが、克明に書かれていて、何か見ているとその日記帳そのものが、生きもののように喘いで迫ってくるようだ。  私は思った。後に ...

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パラナ連合会も70から55団体に減少

 移民百周年に向けて、州内の日系団体が一つに統合され、結成から十年を迎えたパラナ日伯文化連合会。「もう一度大きな祭典を!」との西森下議の呼びかけに、会場も熱気を帯びた。  だが十年前と比較すれば、連合傘下に70以上あった支部は55まで減少した。「小さな町では、活動継続が困難。合併で生存を試みる団体もあるが、なかなか厳しい」と関係 ...

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