ホーム | 2017 | 2月 | 11 (ページ 2)

2017年2月11日の記事一覧

トメアスー=十字路病院に草の根資金=老朽化した医療機器を向上

式典で喜びを見せる関係者ら

 【パラー州ベレン発】日本政府の草の根・人間安全保障無償資金協力による「トメアスー十字路アマゾニア援協病院医療機材整備計画」の供与式が4日、同病院にて行われ、在ベレン日本国領事事務所の成塚純副領事、アマゾニア援協の山本ジルベルト会長や病院関係者等が出席した。  草の根により、レントゲン機器、超音波診断機、脳波図記録機、対外式除細 ...

続きを読む »

人文研=三島由紀夫の足跡辿り=金沢大杉本教授が講演

USP客員教授の杉山さん

 サンパウロ人文科学研究所(本山省三理事長)は、金沢大学の杉山欣也教授を講師に招き、人文研研究例会第22回『三島由紀夫のブラジル体験』を16日午後6時半から、サンパウロ市文協県連会議室(Rua Sao Joaquim, 381)で行う。  1951年に世界旅行の途次に当地を旅行したとされる紀行文「アポロの杯」は、抽象的で謎めいて ...

続きを読む »

大耳小耳

 俳誌『朝蔭』第447号が1月に発行された。《年送るリオの浜辺は人の波》(田村史子)は「浜辺」と「人の波」という組み合わせが絶妙。《元旦や東を拝す吾祖国》(三瀬孝子)も正月の厳粛な雰囲気を感じさせる一句。《畑打ちも死語となりゆく機械農》(身吉尚子)を読んで、「くわ・すきなどで畑を耕すこと」を意味する「畑打ち」は、もう使えない言葉 ...

続きを読む »

道のない道=村上尚子=(82)

ゴムの樹  アナホーザにある碁会所のそばには、ゴムの大樹がある。  四十年も前には、痩せた貧弱な木であった。建物の陰、しかもセメントの歩道の端で、この木はなんとか生きていた。  人間ならこの環境を逃げ出すことができる。が、この木は耐えた。  そして、動けない木の根は、下へ下へと伸びていって逞しくなり、ついには固いセメントをひび割 ...

続きを読む »

野球を通じて社会貢献

 先日、サンパウロ州の地方都市マリリアを訪れた際、文協運動場に六つの大野球場があり、宿泊施設や食堂も完備、遠征用バスも保有していると聞き、圧倒された。同野球チームは全伯最強だという。  さらに、市役所や小学校と提携し、無料バス運行や道具貸出、遠征費用の無償提供や補助まで行うというから驚く。だから、貧困層の家庭も安心して子供を預け ...

続きを読む »