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2017年4月8日の記事一覧

《ブラジル》県連故郷巡り=「承前啓後」 ポルト・ヴェーリョとパウマス=(5)=死んだ母の胸元で泣く赤子

日本人墓地に向かって慰霊ミサをする様子

 二日目の3月18日朝、南緯9度、ほぼ赤道直下らしいジリジリと焼けるような日差しになった。慰霊法要をするため、一行はバスで移住地の墓地へ向かった。  幹線道路から移住地の道にはいると、すぐに泥道に。田辺さんに聞くと「今は雨期の真っ最中。大雨降ったらこんなバスは入れないよ」とのこと。今でこれなら、63年前はさぞや酷かったに違いない ...

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県連総会=昨年は健全運営で黒字に=故郷巡りはポルトガルへ

新監査役の(左から)永山イナシオ(福岡)、原(静岡)、平崎靖之(広島)の3氏

 ブラジル日本都道府県人会連合会(山田康夫会長)の定期総会が先月30日夕方、文協ビル5階の県連本部で行なわれた。経費が膨らむ日本祭りに、創立50周年事業もあった昨年度だったが、最終的に約22万レアルの黒字で終えた。  通常会計は収入約25万レアル、支出約27万レだった。創立50周年事業の影響で赤字となった。第19、20回日本祭り ...

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大耳小耳

 和歌山県人会の第6号会報が先月末に刊行かれた。3週間ホームステイを経験する短期訪日交流事業や、総会、サンビセンテへのピクニックの報告などが掲載された。9日の屋台祭りや日本祭りで販売する、お好み焼きの紅しょうがを準備する様子も。今年も美味しい味を提供してくれそうだ。冊子は日ポ両語ながら40ページという厚さ。10月29日の県人移住 ...

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入居者ら新しい我が家に喜び=憩の園が草の根資金で施設改修

公開された草の根無償資金協力の記念プレートを除幕した中前総領事と佐藤直会長

 日本政府による草の根無償資金で援助を得た、救済会の老人ホーム「憩の園」が先月29日、施設改修を終え記念プレートの除幕式を行なった。  資金は昨年3月、環境改善を目的に5万8298米ドルが贈与された。同園の施設は1980年代のまま老朽化が進んでいた。今回の修繕では破損した部分を修繕し、壁を塗装し直した。また風呂場やテラスなども新 ...

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「無効と間接選挙」=ポルト・アレグレ在住 杉村士朗

2015年8月当時のジウマ氏(右)とテメル氏(Lula Marques/AGPT)

 3月9日付リオ・グランデ・ド・スル州ポルト・アレグレ市発行の日刊紙「ゼロ・オーラ」の寄稿頁欄に「無効と間接選挙」と題された弁護士・選挙法教授アントニオ・アウグスト・マイエル・ドス・サントス氏の寄稿文が掲載された。  我々の正しいブラジル理解への一助として、その仮訳を紹介したい。  よく知られているように、2014年大統領選挙で ...

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5年経て宮本記者帰国=日経新聞社で人事交代

後任の外山さん

 日本経済新聞の人事異動で、宮本英威さん(39、東京)が5年の赴任期間を終え帰国となった。サッカーW杯、リオ五輪、大統領罷免など話題の多かった時期を過ごした。  任期は12年4月~17年3月だった。「日系人の支えもあったし、懐の深いブラジルに受け入れてもらったと感じる。楽しく仕事できた」と感謝を示した。帰国後は国際アジア部に配属 ...

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■ひとマチ点描■脳科医=祖父はハワイへデカセギに

来社した沖野さん

 沖野輝彦さん(82、広島)。脳神経外科医。今も都内の病院で現役として活躍する。知人の勧めもあって、当地に旅行で訪れた。  12歳の頃、爆心地から12キロ離れた小学校で被爆したという。祖父はハワイへデカセギを経験。米国オハイオ州立大学に留学時には、祖父のデカセギ先を訪問したことも。  そんな背景もあって「移民の多いブラジルにも訪 ...

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