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2017年11月14日の記事一覧

■ひとマチ点描■勝ち負け抗争最初の犠牲者の娘

樋口愛子さん

 長崎県人会創立55周年式典で最高齢だった来場者の樋口愛子さん(96)。実は1946年に勝ち負け抗争の最初の犠牲者となった溝部幾太の次女で、「父は母と子供3人とバストスに住んでいたが、私は嫁いだ先のポンペイアに居た。知らせを聞いて居ても立っても居られなかった」と心境を振り返る。  でも夫から「バストスに行くなら離婚だ」と言われ、 ...

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筝曲宮城会が演奏会、19日=若手や非日系も一緒に

案内に来社した皆さん

 ブラジル筝曲宮城会(長瀬令子会長)が『第28回筝曲演奏会』を19日午後2時から、文協ビル小講堂(Rua Sao Joaquim, 381)で開催する。入場無料、ブラジル邦楽協会と日本基金が後援。  三弦や尺八、唄などで、約20人が11曲を披露。演奏者は非日系人のほか、10歳の子供も。最後は合奏六段(八橋検校作曲、永沢勝利編曲) ...

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アリアンサ=「日韓北を取巻く政治経済情勢」=竹中氏、ピニェイロス校で講演

 アリアンサ(日伯文化連盟、大城幸雄理事長)は、慶応大学名誉教授の竹中平蔵氏を招聘し『日本、韓国、北朝鮮を取り巻く政治経済情勢』と題して、17日午前11時からサンパウロ市アリアンサピニェイロス文化センターの宮坂国人講堂で講演会を行う。入場無料。  今講演は、アリアンサ創立61周年記念事業の一環として実施されるもの。竹中氏は、元総 ...

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大耳小耳

 『ブラジル老荘の友』10月号は読みどころがたくさん。「托鉢と喜捨」(安田功)いわく、《お金に限らず「投げたものが自分に帰ってくる」というのが、世の中の大法則であると先達も名言しています。試しに優しい言葉を第三者にかけてみて下さい。必ず優しい言葉が返ってきます。逆に、悪口や罵詈雑言を投げれば、同じような言葉が返って来るでしょう。 ...

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ベストセラーの原作を映画化=「なぜ生きる」23日から

アニメ映画「なぜ生きる 蓮如上人と吉崎炎上」

 アニメ映画「なぜ生きる 蓮如上人と吉崎炎上」が11月23日から上映されることが決まった。ポ語字幕付き。室町時代の浄土真宗の僧、蓮如(れんにょ)を中心とした史実を元にしたストーリーで、日本では29週間に渡って上映されるなど話題となった。  原作は、明橋大二(あけはしだいじ)氏と伊藤健太郎氏の共著で2001年に出版されシリーズ累計 ...

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県連故郷巡り=ブラジル/ポルトガル/日本=不思議な〃三角関係〃=第21回=『火宅の人』檀一雄と半年

リオから移った安達佐さん

 一行が到着する2週間余り前、9月4日にポルト市内に引っ越したばかりのリオ在住の戦後移民、安達佐さん(たすく、78、千葉県)に会った。1962年に最初はサンパウロに移住したが、68年からリオで商売をしていたという。  娘婿がここで自動車産業に従事している関係で「試しに住んでみようか思ってきたが、こっちは寒すぎるね。やっぱりダメ、 ...

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回想=渡満、終戦、そして引き揚げ=浜田米伊=(4)

 この時に幼児でも連れていて、その子がもし泣き出して満人の部落の犬が吠えたりして目を覚まさせたら、皆が殺されてしまうといって、小さい児を連れた母親はみんな「家に置き去りにしてきた」というから、可哀想なものです。そういう子供たちが満人に育てられ、後日、戦争孤児となって、日本に帰ってきた親や兄弟たちを探してもらったりしたそうです。 ...

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日本で無国籍者として13年過ごした日系三世

快に笑う梅本グレンさん

 「僕は日本で無国籍者として13年間を過ごした」――5日、サンパウロ市内のホテルで開催された「ブラジル倫理法人の会」設立式典後の祝賀昼食会で、偶然隣り合わせた北米の日系三世から、そんな衝撃的な一言を聞いた。  「父がノーノー・ボーイだったんですよ。僕もツールレイク強制収容所で1944年に生まれた。それで父も僕も米国籍を剥奪され、 ...

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