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2017年12月1日の記事一覧

「最古の芝居」狂言公演=ポ語交じりの台詞で大笑い

「昆布売」の一幕

 狂言師の小笠原匡(ただし)さんと息子・弘晃さんが来日し、先月15、16の両日に文協大講堂で狂言公演を行なった。HISブラジル主催。上演はポ語交じりで行なわれ、狂言を初めて観た来場者も大いに楽しませた。  匡さんが当地で公演を行なうのは2回目。15年にサンパウロ市のSESCピニェイロス劇場で初公演を行ない、好評を博した。  公演 ...

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■ひとマチ点描■本門佛立宗、御教歌要集を刊行

高級感溢れる装丁の御教歌要集

 20年がかりの地道な翻訳作業が結実し、ブラジル本門佛立宗(高崎日現教区長)は念願だった『日ポ・佛立御教歌要集』(コレイア教伯・佐藤雅江共編)を先月28日に発刊した。  開祖・日扇聖人の生誕二百周年に併せ刊行された同集は、法華経を中心にした御教歌1772首を収録。日語、ローマ字ルビ、四行の詩文形式でポ語訳文が付され、韻や音を踏ま ...

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南東軍司令部に錦鯉を放生=日系社会との友好の証に

三浦画伯作の絵画も贈呈された

 リベルダーデ友好協会(平崎靖之会長)は、『錦鯉の放生式』を、16日、サンパウロ市にある伯陸軍南東軍司令部(ジョアン・カミロ・ピレス・デ・カンポス総司令官)で行なった。  平崎会長が中心となって、友好関係を暖めてきた日系社会と伯陸軍。昨年、マウロ・セザル・ロレナ・シジ前大将任期中に、同司令部敷地内の広大な池に錦鯉が放たれおり、今 ...

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文協シネマ『学校Ⅱ』上映

 ブラジル日本文化福祉協会(呉屋春美会長)は、映画上映会「文協シネマ」を7日午後1時から文協小講堂(Rua Sao Joaquim, 381)開催する。今回は『学校Ⅱ』(山田洋次、1996年)を上映。入場無料。  『学校Ⅱ』は名監督、山田洋次による「学校」シリーズの2作目。北海道の高等養護学校を舞台に、問題児2人の成長を見守る教 ...

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大耳小耳

 「ブラジル岐阜県人会便り」314号が10月に発行された。巻頭には日比野健一会計理事による、世界的なベストセラー、新渡戸稲造の『武士道』を日本の道徳教育の教材に受け入れたらどうかとの興味深い提言。理事会議事録では「岐阜県人ブラジル移住105周年、県人会創立80周年」の日付が来年2018年7月29日(日)に決まったとの報告。母県側 ...

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リオから大統領が生まれないその理由は?

16年11月逮捕時のカブラル元リオ州知事(Fernando Frazão/Agência Brasil)

 ブラジルの政界用語の中のひとつに「カフェ・コン・レイテ(コーヒーと牛乳)」という言葉がある。これは「カフェ」がサンパウロ州、「レイテ」がミナス・ジェライス州を、それぞれの特産品に喩えたものだ。これはつまり、「ブラジルの大統領は伝統的にこの2州の政治の長の持ち回り」ということを意味する▼実際問題、共和国になった1889年から19 ...

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