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2017年12月5日の記事一覧

愛善ホテル創業20周年=「一つ屋根の下から始まった」

ケーキカットで節目を祝った

 ナザレ・パウリスタ郡の長閑な高台に位置し、およそ10アルケールの広大な敷地を有する愛善ホテル(石田王貴人社長)は、『創業20周年式典』を、先月15日、同ホテルで開催した。  初代経営者の石田顕雄さん(二世、76)は、フォード、GM、VWなどの大手自動車会社で機械技師として働き、定年退職後、4アルケールの土地を購入し、ホテル経営 ...

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たんぽぽ学園=学園発表会と卒園式、10日

案内のため来社した皆さん

 たんぽぽ学園(串間薫シルヴィア園長)は、『第33回たんぽぽ発表会・作品展』を10日午後3時から、サンパウロ市ヴィラ・マリアーナ区の北海同協会会館(Rua Joaquim Tavora, 605)で行う。  楽器・合奏、合唱発表のほか、「列車に乗って色んな国を旅する」をテーマに、ロシアや日本、オーストラリアなどの童話の演劇を日ポ ...

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大耳小耳

 大門千夏さん(本名は田村三千代、76、広島県)の自伝『どこから来たの』(今年5月刊行)を、本日から6面下の小説欄に掲載開始する。本紙「樹海」コラム11月7日付けでも《型破りな移民女性の爽やかな生きざま》として紹介、今年の「にっけい文芸賞」に見事輝いた作品だ。女性特有の細やかな情感をちりばめつつ、強い意思で異国での人生を切り開い ...

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田中慎二画文集「アンデスの風」=サンパウロ市在住 中島 宏

「アンデスの風」の表紙

 田中慎二さんの新しい書籍「アンデスの風」が出版された。  これは絵画と文章とが同居したスタイルを持つ、ユニークな本である。今まで田中さんは「移民画家・半田知雄・その生涯」と「ブラジル日系美術史」などを執筆されてきたが、いずれもブラジル日系社会において、非常に重要な位置を占める労作である。  それらは、戦前から戦後にかけての、ブ ...

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どこから来たの=大門千夏=(1)

 第一章 大きい事は良いことだ  私たちの結婚式が済んで三ヵ月経った。荷物も片付き家の中も落ち着いた。一九六五年のある朝、コーヒーを飲みながら夫は「結婚記念に絵を買おう」と言った。 「賛成」。結婚の思い出には、食器より、花瓶より、小さな絨毯より、絵が最高! 一枚の絵を飾ろう。その日のうちに飾る場所は決まった。応接間に入った真正面 ...

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