2017年12月21日の記事一覧

2017ブラジル音楽白書・前=サンバはリオでしか聴かれない? ブラジル国内での音楽の聴かれ方を分布図で表すと?

フォーリャ紙に掲載された音楽分布図

 「サンバはリオでしか聴かれない」「セルタネージャは都会では聴かれない」。ブラジルで生活していて、なんとなく耳にしていた話がこのたびデータとして裏づけを持って証明された。  15日付フォーリャ紙は、ブラジル国民がユーチューブやスポティファイなどのデジタル音楽視聴媒体を介した音楽視聴を基に、国際レコード産業連盟(IFPI)ブラジル ...

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リオ=陸軍が犯罪集団から押収した武器の廃棄を行う=20日だけで2千丁の銃を破壊

犯罪組織から押収した武器をローラー車で破壊するブラジル陸軍(Tânia Rêgo/Agência Brasil)

 ブラジル陸軍は20日、警察が犯罪組織から押収し、リオ州内の裁判所が保管していた、約2千の武器を破壊した。  この日の不法銃器破壊により、今年リオ州で破壊された武器の総計は、種々の武器4万3255丁(個)、銃弾35万8475発となった。  破壊された武器は、同州内の裁判所が陸軍に引き渡したものだ。引渡しは、ブラジル陸軍と国家法務 ...

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《ブラジル》メンデス判事が連警や検察の強制連行禁ずる=権利剥奪は違憲と問題視=PTやOABの主張通る=モロ判事には試練の1日に

メンデス判事(Nelson Jr./ASCOM/TSE)

メンデス判事(Nelson Jr./ASCOM/TSE)  19日、連邦最高裁のジウマール・メンデス判事は、ラヴァ・ジャット作戦(LJ)を担当する連邦警察や検察が頻発に使っている、強制連行の上で事情聴取を行う「コンドゥサン・コエルシチヴァ」を禁ずる暫定令を出した。これでLJ捜査などに影響が出るのは必至となりそうだ。20日付現地紙 ...

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《ブラジル》LJ作戦=マルセロ・オデブレヒト自宅軟禁に=2年半の禁錮刑を終えて=今後7年半は自宅で刑期を務める

マルセロ・オデブレヒト氏(Cicero Rodrigues/World Economic Forum)

マルセロ・オデブレヒト氏(Cicero Rodrigues/World Economic Forum)  【既報関連】2015年6月19日にラヴァ・ジャット(LJ)作戦第14弾で逮捕され、その後、パラナ州クリチーバ市の連邦警察監督局の刑務所に入っていたマルセロ・オデブレヒト被告が19日に刑務所を出て、サンパウロ市南部モルンビ区に ...

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《ブラジル》マルフに即座の刑執行命令=本人は翌朝、連警に出頭

 金は盗むが仕事もする―。パウロ・マルフ元サンパウロ市市長(現下議)を称した表現の一つだが、最高裁のエジソン・ファキン判事が19日、元市長に即座の服役開始と議席剥奪を命じ、本人も翌朝、連警に出頭したと20日付現地紙が報じた。  最高裁は既に、今年5月23日に、市長在任中(1993~96年)に横領した金を国外の銀行口座に送金してい ...

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《ブラジル南部》「死の高速道」車線の拡大工事が完了=事故多発地帯の安全性高まるか

工事完成式の様子(Beth Santos Secretaria Geral da PR)

 7年間に及ぶ工事の末、19日にロドヴィア・レジス・ビッテンクールの車線拡大工事の最終区間の工事が完成したと20日付現地各紙が報じた。  ロドヴィア・レジス・ビッテンクールは、ブラジル北東部セアラー州からブラジル南部のリオ・グランデ・ド・スール州を結ぶ、およそ4500キロに及ぶ国道116号線の内、サンパウロ市~パラナ州クリチーバ ...

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《ブラジル》PMDBがMDBに再改名=腐敗イメージの一新狙う

 テメル大統領の民主運動党(PMDB)が19日に臨時の党大会を開催し、37年ぶりに党名をMDB(民主運動)に改めた。20日付現地紙が報じている。  変更点は「党(パルチード)」を表すPが取れることだが、これは同党が1966年に、当時の軍事政権に賛同しない政治家を集めた野党として結成された際の名前と同じものだ。同党の党名は、198 ...

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東西南北

 19日はサンパウロ市政界に激震の走った1日だった。2代前の市長のジルベルト・カサビ氏がオデブレヒトからの収賄疑惑で検察から訴えられたのもそうだが、なんといっても、サンパウロ市政界に半世紀近くにわたり君臨してきた大御所パウロ・マルフ氏に刑執行命令が遂に下ったのだから。「セニョール賄賂」とも呼ばれる同氏は、ほぼ同世代のジョゼ・サル ...

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移民110周年=サンパウロ市が東洋街活性化に意欲=「リベルダーデ広場/日本」へ=日本政府や日系企業巻込み

会合には山田駐伯大使も出席した

 【既報関連】日本移民110周年における官民共同事業に向け、サンパウロ市のジョアン・ドリア市長をはじめ市行政関係者と主要日系団体代表者による「第2回会合」が14日、市長執務室で開催された。同市長は、移民110周年委員会のほか、東洋街活性化委員会の設立を新たに発表。年明け以降、各委員会において、具体的な審議が進められる見通しだ。 ...

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JICA=日系社会次世代育成研修30周年=記念イベントに1期生も

30周年記念Tシャツを手にする斉藤所長

 中南米地域の日本移民教育のため1987年から始まった日系社会次世代育成研修(中学生招へいプログラム)が今年30周年を迎えた。9日午後、サンパウロ市内のJICA事務所で行われた記念式典では、1期~30期生、来年渡日する31期生や保護者らが参加し、節目を祝った。  イベントには斉藤顕生JICAブラジル事務所所長、野口泰在聖総領事の ...

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