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好転の1年へ期待込め=商工会議所が新年会

鏡割りする(左から)中前総領事、松永会頭、土屋副会頭

鏡割りする(左から)中前総領事、松永会頭、土屋副会頭

 ブラジル日本商工会議所(松永愛一郎会頭)が20日昼、サンパウロ市のブルーツリー・ホテル・モルンビーで新年会を開催し、約200人が参加した。
 新年のあいさつに立った松永会頭は、「昨年ブラジル経済は底を打ったと話したが、現在の状況を考えると回復している実感はないかもしれない。しかしテメル政権の経済政策は着実に効果を表し、酉年はビジネスにも良い干支。今年も『ブラジルコスト』の軽減を目指す」と意気込みを語った。
 また中前隆博総領事も新年を祝いつつ、「長引く不況のためか換金後の邦人を尾行し、強盗に及ぶ事件が多く見られる。気を引き締めて生活してほしい」と注意を促した。また総領事に続いて、ジャパンハウス(JH)の平田アンジェラ事務局長から同施設の紹介もあった。
 その後松永会頭、土屋信司副会頭、中前総領事が鏡開きを行った。土屋副会頭が乾杯の音頭を取り、会場一体となって新年をお祝い。来場者らは小池信シェフのおせち料理を楽しんだ。また着任あいさつや2017―18年度の常任理事、監事紹介と所信表明が行われた。


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 「私は中国人でしょうか、それとも日本人かブラジル人?」。商工会議所新年会でそんな着任あいさつをしたのはブラジル・トヨタのチャン・ミヤザキ・ラファエル新社長。「正解はペルー人です」と明かすと、意表を突かれた来場者からは笑いが起こり、和やかな空気となった。新年会後はチャン社長の前に名刺交換を待つ列ができ、大変な人気ぶり。これまでにペルー、日本、ベネズエラに着任経験があるという新社長に期待大!?

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