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 青森県弘前市とブラジル視覚障害者スポーツ連盟は、先月31日、20年東京五輪・パラリンピックの際に、ブラジルの障害者柔道チームの事前合宿を行うための協議を始める覚書に調印した。弘前市は、ブラジルに柔術を広めた故・前田光世(コンデ・コマ)の出身地。その縁から、同市が働きかけて実現したという。正式に決まれば、今夏にも強化合宿が行われる見込みで、パラリンピック競技の事前合宿誘致は県内では初という。リオから東京へと引継がれた五輪・パラリンピック。このように、ブラジルへ渡った日本移民との繋がりを各都道府県が再認識すれば、もっと日伯交流は盛んになるかも。
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 06年にブラジルが地デジ日本方式を採用し、昨年には、あかま二郎総務省副大臣を迎えて10周年記念式典が行われた。これまで中南米13カ国、アジアを含む18カ国まで広がった同方式だが、先月20日、エルサルバドルが日本方式を採用することが新たに決まった。これで19カ国目となる。日伯方式の地デジ放送によって、中南米では存分に楽しまれたリオ五輪。20年東京大会に向けて、今年は両国がさらに連携を深め、アフリカへも日伯方式を普及させていきたいところだ。

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