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「米国、75年前とは違う」=日系俳優が記者会見

 【ロサンゼルス共同】第2次大戦中の日系人の強制収容につながった米大統領令署名から19日で75年となるのを前に、米ロサンゼルスの全米日系人博物館で17日、日系俳優ジョージ・タケイ氏(79)が記者会見した。トランプ大統領の移民への排他的な政策を当時になぞらえつつも、国民から批判の声が多く上がっていることを踏まえ「われわれはあの時とは違う米国にいる」と強調した。
 自身も収容された体験を持つタケイ氏は、1月にトランプ氏が署名した、イスラム圏7カ国からの入国を禁じる大統領令について「特定の集団を敵視した(75年前と)同様の偏見に満ちた命令」と批判。一方、75年前の日系人は孤立無援だったが、現在は国民による抗議行動や提訴などの抵抗があるとした。
 同博物館は18日からの特別展で、1942年にルーズベルト大統領が署名した「大統領令9066号」の原本の一部などを公開。米国の西側での公開は初めてという。
 17日の記者会見にはロサンゼルス市長らも出席した。

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