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靖国神社が献詠歌募集=兼題は「水」、30日まで

(左から)京野副会長、上妻さん、渡部会長

(左から)京野副会長、上妻さん、渡部会長

 靖国神社(東京都千代田区九段北)が、6月29日の創立記念儀に合わせて献詠歌の募集を行うにあたり、当地窓口となる靖国ド・ブラジル(渡部一誠会長)が応募を呼びかけている。
 募集要項は以下の通り。▼1人1首、未発表の作品に限る ▼兼題は「水」 ▼半紙を2つ折にして右半面に兼題と歌を二行で記入し、左半面に住所、氏名を記入する(歌と氏名にはふりがなも)
 当地では30日が締切り(必着)。送り先はブラジル吟剣詩舞道連合会(Praça Carlos Gomes, 67, 8o. andar, sala I, Centro, Sao Paulo, SP, CEP 01501-040)まで。
 兼題を『雲』とした昨年は、ブラジルから約20歌が応募され、神主の上妻博彦さん(83、鹿児島)が次点歌32首の中に入選した。『青雲のそくへ仰げばまなうらに翼ひとふり征きし益荒男』。
 「終戦差し迫った頃、種子島から飛び立ってゆく特攻隊の姿が今でも目の裏に焼きついている…」と青雲を見て、思い浮かべたという意の和歌だ。
 来社した渡部一誠会長、京野吉男副会長、神主の上妻さんは、「戦争にちなんだものだけでなく、移民として渡ったブラジルへの思いを馳せた作品など様々。作品はすべて献詠歌集に掲載されます」と呼びかけた。

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