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東西南北

 サンパウロ市交通公社(CET)が9日に、1、2月にチエテ、ピニェイロスの両マルジナルで起きた交通事故の数を発表した。ドリア市政になって自動車の制限速度が緩和されて以来、初めての統計となったが、それによると、死者の出た交通事故はこの2カ月間に102件発生したという。昨年同期は56件だったので、約2倍になっており、そのうちの84件までがバイクでの事故だったという。一方でひき逃げに関しては4件と、昨年同時期の15件に比べてかなり件数が減っている。最初の2カ月間の数字を基に、どういう対策を講じるかが、ドリア市政の交通対策にとっての次の課題だろう。
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 そのドリア市政だが、最初の2カ月での支出は43億レアルだった。これはハダジ市政最終年の昨年同時期の44億レアルよりは減ったものの、わずか3%の減少に過ぎない。ドリア市長は市の契約事業で15%、市そのものの事業で30%の支出削減を約束していたので、それと比べると、だいぶ控えめな削減ぶりだった。市の財政局によると「切るべきところは切った」と答えている。この部分も、今後に乞うご期待と言ったところだろうか。
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 サッカーのリベルタドーレス杯は今週、グループ・リーグ最初の試合が行われた。ブラジル勢は8チームのうち、シャペコエンセ、フラメンゴ、グレミオが勝利し、パルメイラス、サントス、並びにミネイロとパラナエンセの両アトレチコが引き分けで、敗戦は幸いにしてなかった。もう一つのボタフォゴは来週がグループ・リーグ開幕となる。健闘を祈りたい。

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