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 日本ブラジル中央協会(東京都港区)の機関紙『ブラジル特報』637号が3月に刊行された。《葡萄ジュースよりワインの方が安い町》カシアス・ド・スールの紹介から始まり、佐藤悟駐伯大使の「ブラジル・ナウ」によれば《1月19日、テメル大統領は(中略)4月の日伯賢人会議と5月のジャパン・ハウス開所式にはぜひ参加したい、2018年の日本人移住110周年も共に祝いたいと述べ》て、日本へ熱いラブコールを送ってきたとか。頼もしい限りだ。かと思えば《回復が期待されるブラジル農・畜産業》との一文もあるが、実際には連邦警察の「カルネ・フラッカ」作戦で、先週から食肉輸出がガタガタに…。ブラジルで奴隷解放された後、アフリカに戻った帰還黒人の末裔がコミュニティを作るポルト・ノーボにはピロンやアカラジェに似た食べ物があるなど、今回も興味深い話が満載。

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