26日のパウリスタ大通りで、「今回で14回目のデモ召集だ」とVPR(VemPraRua、街に出よう)のロジェリオ・シェケル代表が、街宣車の上から叫んでいたのを聞き、年3、4回の一般市民デモという「ブラジル式民主主義」が根付いたのを痛感した。コンフェデ杯中の2013年6月以来、この国の民主主義は姿を変えた▼法的特権廃止、ラヴァ・ジャット作戦応援、リスタ・フェッシャーダ(比例代表制)反対、銃規制反対などが主題だが、理解が難しい抽象的なテーマばかり。昨年までのような「分かりやすい敵」ジウマ、クーニャが落ちて、標的が居なくなり、デモが勢いを失った。唯一残ったのが、来年も立候補を画策するルーラ。