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ブラジル観光ビザを48時間で=日本など4カ国、年末開始

 ブラジルのマルクス・ベルトロン観光大臣は11日、日本、米国、カナダ、オーストラリアの4カ国に対し、ブラジルの観光ビザをインターネットサイトやアプリケーションで取得することを、年内に可能にすると発表した。11日付け伯字ニュースサイトが報じている。
 これは観光振興策「ブラジル+ツーリズモ」の目玉の一つとして発表された。電子ビザはネット上の申請からわずか48時間で、審査や手数料支払いなどを経て発行される。ブラジルは現在、全ての観光客に対し、共通の基準にならい同様の審査を行っている。今回発表された4カ国は高い購買力を持つ観光客を持つ国とされている。
 また、電子ビザの発給について「ビザ取得を楽にすることで、世界の観光マーケットにおけるブラジルの競争力を高められる」とし、「この電子ビザで観光産業を拡大し、各地に雇用や収入を生み出す」と期待した。
 連邦政府広報サイト「ポルタル・ブラジル」によれば《現在、中国、インドにも同様の対処をする検討をしているところ》とのこと。
 同振興策には、国内の航空会社の新規上場、外資系航空会社のブラジル内でのフライトを可能にすることも含まれている。

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