交流基金=国際巡回写真展26日から=「東北―風土・人・くらし」

写真展で展示される小島一郎の作品(提供:国際交流基金サンパウロ日本文化センター)

写真展で展示される小島一郎の作品(提供:国際交流基金サンパウロ日本文化センター)

 国際交流基金サンパウロ日本文化センターとサンパウロ日本文化センターが26日から7月12日まで、サンパウロ文化センター(Rua Vergueiro, 1000)のエスパッソ・フラヴィオ・デ・カルヴァーリョで国際巡回写真展「東北―風土・人・くらし」を共催する。入場無料。
 写真評論家の飯沢耕太郎さん(宮城県)監修のもと、故千葉禎介、芳賀日出男など東北にゆかりのある10組の写真家の作品が123点展示される。
 同写真展は震災発生から1年目に構成され、これまでに中国をはじめイタリアやロシア、メキシコなど30カ国を巡回した。ブラジル内ではサンパウロ市をはじめクリチバ、マナウス、レシフェを巡回する予定だ。
 50~60年代の農村や東北各地の民俗儀礼や祭り、東北大震災の被災地、「仙台コレクション」など被災地の状況だけでなく、奥深い東北の魅力を伝えることを目的とする。
 火~金は午前10時~午後8時、土日祝は午前10時~午後6時まで。月曜休館。問い合わせは国際交流基金サンパウロ日本文化センター(11・3141・0843、同・3141・0110)まで。

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 国際巡回写真展「東北」はサンパウロ市の後、パラナ州クリチバ市のパラナエンセ美術館(Rua Kellers, 289 – Alto São Francisco)で開催される。期間は7月21日~8月13日まで。その後はアマゾナス州マナウス市で8月30日~9月30日(場所未定)、次にペルナンブコ州レシーフェ市のトーヒ・マラコフ(Praca do Arsenal, s/ n)で10月21日~11月12日まで展示される。東北出身で近くに住んでいる人は、足を運んでみてはいかが?