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 柳誌『ぶらじる川柳』(ぶらじる川柳社)が213号を5月に発行した。《テーメルさん何とかしてよこの不況》(中山哲弥)と大統領に頼む作品を目にした日、皮肉なことにその本人が一番の苦境に立たされていた(詳細2面)。《冷蔵庫前にたたずみはて!なにを》(久保久子)を読んで、「私も、私も」という人は多い。そんなときは《とり合えず取るセルベージャああ美味い》と続けるのも楽しい。《健康でいる幸せを病んで知る》(上地花子)は骨身に沁みる作品。《飽食で病んで粗食に金をかけ》(荒井花生)も「その通り」と膝を叩く傑作か。《飽食に病んで金かけ汗をかく》もいいかも。
     ◎
 会報『京都らてんアメリカ』第6号(京都ラテンアメリカ文化協会、京都府所在)がたまたま編集部にまわって来た。「京都」と「ラテン」という組み合わせが不思議だとおもってパラパラ見ていたら、京都外語大の教授陣が多く、なるほどと納得。ポ語やスペイン語学科があり、人材は豊富。しかも聖市文協の呉屋春美会長の訪問記事まで掲載されていた。思えば、当地にもブラジル京都会がある。古めかしい伝統のイメージが強い古都だが意外に「近い」存在かも。

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