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東西南北

 現在、選挙高等裁判所(TSE)でのジウマ/テメル・シャッパの裁判で持ちきりのブラジルだが、8日は国際的に見ても、政界にとって重い日だった。アメリカでは、トランプ大統領に解任されたジェイムス・コミー前FBI長官が上院で「昨年の大統領選でロシアが介入行為を行っていたことは間違いない」と証言して、世界を騒然とさせた。また、イギリスでは総選挙が行われ、「EU離脱」を主張するメイ首相の保守党が労働党の追い上げを受け、苦戦するなどの展開が見られた。どの国も「一寸先は闇」の、将来が見えにくい状況なのは変らないか。数年後のブラジル、そして世界はどうなっているか。
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 7日、ジョアキン・バルボーザ最高裁元長官が、18年大統領選に関して「出馬する可能性はありうる」との見解をはじめて示した。同氏は2012年のメンサロン裁判で報告官を務め、政治家への容赦ない追及を行ったことで一躍国民のヒーローに。長官職を途中で辞任したことには賛否両論あるものの、国民からの人気は今も高いままだ。噂どおりにマリーナ・シウヴァ氏の副候補になるか、大統領候補として出馬するかは不明だが、目は離せない。
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 9日早朝、サッカーの親善代表試合、ブラジル対アルゼンチン戦が、オーストラリアのメルボルンから、衛星生中継で放送される。今回の試合はいつものようにグローボ局ではなく、クウツウラ局なのでお間違いなく。放送は午前6時30分からとなる。今回の試合は、ネイマールはじめ、W杯南米予選のレギュラー7人を外した陣容だが、果たして結果はどうなるか。

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