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東西南北

 聖体祭だった15日は、「キリストのための行進」(マルシャ)だけではなく、毎年恒例の路上アート、「タペッチ(カーペット)」も注目を集めた。タペッチは色とりどりのおがくずや花びらなどを敷き詰めて作られる。最も有名なものは大サンパウロ市圏のサンターナ・デ・パライーバのもので、長さが850メートルにも上る壮大なものだ。幸いなことに雨も降らなかったので、綺麗な形で見ることもできた。このタペッチは、学校の子供たちや地域コミュニティなどが朝早くから集まり、協力して作り上げるため、働くことの喜びを共有しあう貴重な場として機能するなど、ポジティヴな面も強い。アートのみでなく、こうした伝統も継承されてほしいものだ。
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 聖体祭が終われば、今度は毎年恒例のゲイ・パレードが控えている。今年は明日17日にサンパウロ市パウリスタ大通りで行われる。ドリア市長になってからの初のゲイ・パレードだが、同市長は南半球最大規模とも言われるこのパレードに肯定的で、数週間前から積極的な支持を表明している。事前に報じられたところによると、今年のパレードには、人気歌手のアニッタやダニエラ・メルクリといった大物ゲストもかけつけるとか。そうなればかなり盛り上がりそうだ。
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 このところ、携帯電話のワッツアップを通じて偽のマクドナルド70レアル食事券が大量に出回っているという。この券は24時間足らずで10万人規模に拡散したとされ、記載されているウェブサイトにアクセスすると、携帯電話にダメージを与えるウイルスを受けるという。くれぐれも引っかからないよう、注意を。

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