テメル大統領は20日、今年の年末までに104億レアルの増収を図るべく、燃料に対する社会統合基金(PIS)/社会保険融資納付金(Cofins)の増税を発表した。それと同時に59億レアルの支出削減も発表したが、共に早くも強い懸念を持たれている。21日付現地紙が報じている。
燃料1リットルあたりのPIS/Cofinsは、ガソリンが現行の0・3816レアルから0・7925レアルと倍以上になるのをはじめ、ディーゼルが0・248レアルから0・4615レアルに引き上げられ、エタノールの製造者に対する課税も、0・12レアルから0・1309レアルに値上がりする。また、これまでは課税対象ではなかったエタノールの配給業者に対しても、1リットルあたり0・1964レアルの税金が課せられる。