ブラジル連邦検察庁のロドリゴ・ジャノー長官からの次の告発を前に、テメル大統領が、2日に行われた下院での告発受け入れ投票で謀反を起こした連立与党の下議が指名した高級官僚の役職を奪う処分に出ていると、29日付現地紙が報じている。
食品大手JBS社社主のジョエズレイ・バチスタ氏らの報奨付供述(デラソン・プレミアーダ)に基づいた収賄疑惑での告発を、連立与党の協力で乗り切ったテメル大統領だったが、ジャノー長官が9月17日の任期切れの前に出してくるであろう次の告発を前に、与党の協力体制をさらに強める対策に出ている。