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サンパウロ市=リオ州から来た男性が変死=コンサート後に行方不明に

 サンパウロ市で3日未明から行方不明になっていたリオ州出身の27歳の男性が5日、遺体となって発見された。5日付現地紙サイトが報じている。
 亡くなったのはリオ州カーボ・フリオ在住のマテウス・パガリディスさんで、音楽事業の興業師だった。
 マテウスさんは2日夜、同郷の友人たちと共に、サンパウロ市西部バラ・フンダにあるライブハウス「カリオカ・クラブ」で開催された、米国のロックバンド「ザ・ゲット・アップ・キッズ」のコンサートを見に行ったが、終了後に「モエマ地区であるフェスタに行きたい」と言って、別行動を取ったという。
 だが、3日の朝6時頃に彼を乗せたタクシー運転手から連絡が入ったのを最後に音信が途絶え、捜索願も出されていた。
 友人や親戚は5日、西部ヴィラ・レオポルジーナの法医学研究所(IML)で遺体となったマテウスさんと再会した。
 マテウスさんの父親によると、マテウスさんと最後にコンタクトを取ったのはタクシーの運転手で、詐欺か何かに遭って取り乱し、携帯電話も財布もなくしたというマテウスさんを友人と泊まることになっていたホテルに連れて行くと連絡を受けた。だが、ホテルに着いたのは運転手のみで、マテウスさんは北部のポンテ・ダ・カーザ・ヴェルデ付近で何かを見て車から飛び降りたという。
 コンサートに行った友人によると、マテウスさんは「誰かから殺害予告を受けていたようだった」とのことだ。

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