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 埼玉県人会60周年式典後の祝賀会では、上田知事が持参した埼玉県産の日本酒が振舞われた。4本とも「全国新酒鑑評会」で金賞を受賞したもので、酒好きの参列者はノドを唸らせて喜んでいた。日本では他のアルコール飲料との競合などにより、日本酒の出荷量は長らく減少傾向。ただ、海外に目を向けると、輸出量が10年前の1・9倍(国税庁2月発表)と躍進している。当地では定番とされる日本産の酒の銘柄はまだ少ないようなので、景気が底を打ったとされる今のうちに進出しておけば将
来市場を席巻できる?
     ◎
 ブラジリア日本語普及協会の協会誌第35号『ブラジリア、実践!日本語教育』が9月に発行された。JICAブラジル事務所の佐藤真司次長のあいさつ文に、1カ月休暇で日本に帰国していた間の興味深い逸話があった。コンビニの店員が心のこもらないマニュアルしゃべりばかりをしており、「理解に苦しんだ」という。「あまりに早口で気持ちがこもっていないので、一瞬何を言われたのか理解できない」とも。佐藤次長は、言葉には本来そこに込められた言霊があるのに、マニュアルしゃべりには言霊が込められていないから「想いのエネルギー」が伝わってこないと論じる。まさにその通り。「上手な日本語」よりも「気持ちのこもった日本語」こそが目指されるべきか。

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