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来年の日本祭構想を発表!=8月度県連代表者会議=メインステージ設置やギネス登録も

「リベルダーデ活性化プロジェクト」を説明するJCIの中野会長

「リベルダーデ活性化プロジェクト」を説明するJCIの中野会長

 ブラジル日本都道府県人会連合会(山田康夫会長)の8月度代表者会議が先月31日、サンパウロ市文協ビル内の県連会議室で行われ、来年の日本祭りの構想が発表された。
 冒頭、ブラジル日本青年会議所(JCI)の中野マルシア会長が『リベルダーデ活性化プロジェクト』について説明。
 JCI会員を中心に東洋街の清掃活動を行なうもので、初回は10月28日午前7時半から実施される。同席した関口ひとみ在聖主席領事も「県人会の青年部などと連携すればなにか大きいことが出来るではないか」と協力を呼びかけた。
 一方、長崎県人会の川添博会長からは「商店街で働く人々を巻き込んだ活動でなければ、継続は難しい」との意見も。中野会長は「商店にも清掃参加を呼びかけてゆく。街の活性化の分野で活躍している東洋街出身の建築家に協力を仰ぎ、皆の理想の東洋街にしたい」とした。
 議題となった来年の日本祭りについては、移民110周年記念式典を開催するため、5千人収容可能なメインステージを設置することを発表。その設置及び運営の予算は24万レで、ステージ内の広告募集は110周年記念委員会が担当する。
 山田会長は「大きなステージなので、沢山の人が集まる活用方法を考える必要がある」とした上で、「毎年最後に行なっていたミスニッケイやコスプレイを前倒しして、代わりに日本から歌手を呼ぶなども考えられる」と考えを明かした。
 また、同会は来年の日本祭りでギネス記録取得を目指しており、市川利雄同祭実行委員長は「料理の種類の多さで取得できるかもしれない。どれだけの数が必要かなどの詳細はこれから分かる」と見通した。
 記録登録にはギネスワールドレコーズ社に約5万レアル支払う必要があり、各県人会に料理提供と登録費負担を要請する可能性があるという。
 それに対し、山形県人会の篠原俊巳会長からは「来年は移民110周年で今年以上に大規模化する。そこまで手が回るだろうか」と不安視する声も。だが、山田会長は「日本の人はギネスに関心が高い。日本祭りの価値を高めることになる」とその意義を強調した。
 そのほか、6月度会計報告を実施。36万4390レアルの収入、64万2538レの支出で、第20回日本祭り前月のため支出が大きく膨らんだ。

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